気球と地上ノードを用いた緊急時のアドホックネットワーク構築システム

岡 宏典  岡田 啓  間瀬 憲一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J94-B   No.7   pp.822-832
発行日: 2011/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (システム開発・ソフトウェア開発論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
アドホックネットワーク,  気球,  災害,  緊急通信,  

本文: PDF(959.6KB)
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あらまし: 
大規模災害時の臨時通信システムとして,気球を用いて空中にアドホックネットワークを構築する“スカイメッシュ”の新たなネットワーク構成を提案する.スカイメッシュでは風の影響により気球と気球につり下げられた通信機材が揺れることで通信品質が不安定になることが報告されている.本論文では,気球ノードと気球ノードの間に気球に対向する指向性アンテナを付けた地上ノードを設置し,それを経由するリンクを構築することを提案する.地上ノードを設置することで風による気球の揺れの影響を和らげることができるのに加え,指向性アンテナを利用することでより長距離で高品質の通信が実現できる.新潟大学構内及び構外で気球ノードと地上ノードを用いて提案システムの通信品質測定実験を行った.結果として,気球を設置する間隔は約4.8 kmになり,安定した高品質の通信を行うことができることが分かった.