近傍界結合アンテナを用いる無線接続の基礎

稲垣 直樹  堀 智  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J94-B   No.3   pp.436-443
発行日: 2011/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
近傍界結合アンテナ,  無線システム,  特性抵抗,  装荷リアクタンス,  共役影像アドミタンス,  

本文: FreePDF(599.9KB)


あらまし: 
センサアレー,HF帯RFID,On-Body人体通信,共鳴方式無線電力伝送などでは送受信アンテナが近傍界に置かれる.このような近傍界結合アンテナを用いる無線システムの設計は送受信機回路及び送受信アンテナを関連させて行うことが望ましく,このためには1946年にRobertsが発表した共役影像インピーダンスの理論が有用であり,更に数値解析の収束性の理由から共役影像アドミタンスがより有用であることを示し,送受信アンテナとその間の空間の特性を表すアドミタンス行列による,電力伝達率を最大とする送受信機回路の特性抵抗と装荷リアクタンスの設計公式を示した.種々の無線システムにこの理論を適用し,電力伝達率が最適化により10 dB以上改善されることを示した.