きずな(WINDS)搭載アクティブフェイズドアレーアンテナの開発と軌道上通信実験

谷島 正信  長谷川 巧  黒田 知紀  島田 政明  中尾 正博  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J94-B   No.3   pp.333-343
発行日: 2011/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (衛星通信実験とその応用技術論文特集)
専門分野: アンテナ
キーワード: 
きずな,  WINDS,  アクティブフェイズドアレーアンテナ,  高速通信実験,  アンテナ健全性確認試験,  

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あらまし: 
超高速インターネット衛星「きずな」には,アジア・太平洋地域の広い範囲で高速衛星通信を実現するために,Ka帯のアクティブフェイズドアレーアンテナが搭載されている.本アンテナを開発するにあたり,発熱量の多い送信アンテナの熱を効率良く逃がす高効率排熱技術と,周波数帯域幅1.1 GHzを達成するための広帯域周波数特性の均一化が課題であった.これらの課題を克服するために実現した,ヒートパイプによる三次元熱伝導方式と,開発段階におけるアクティブデバイスの仕様設定,製造手順の管理手法を中心に,本アンテナの開発結果を示す.また,衛星搭載フェイズドアレーアンテナとしては世界最高速となる,622 Mbit/sの高速データ伝送実験結果を示す.本アンテナの特徴である,素子アンテナ単位でのアンテナ健全性確認試験方法,実験結果と考察を述べる.