気球を利用したアドホック通信システム「スカイメッシュ」の通信路特性

梅木 智光  岡田 啓  間瀬 憲一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J94-B   No.2   pp.94-102
発行日: 2011/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (通信技術の未来を築く学生論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
アドホックネットワーク,  気球,  通信路特性,  緊急通信,  

本文: PDF(827.4KB)
>>論文を購入


あらまし: 
大規模自然災害時に問題となる通信網の断絶を解消する手段の一つとして気球を利用したアドホック通信システム「スカイメッシュ」が提案されている.このシステムは気球に通信端末をつるし,上空に気球を係留することにより通信網を構築する.高所に通信端末を係留することで通信端末間の見通しが確保され,広範囲に効率良く無線による通信を提供できる.しかし,風の影響により気球が揺れることで,気球につり下げられている通信端末も揺れが発生する.この揺れにより,通信路の品質が変化してしまう.本論文では,風による通信端末の揺れが通信路品質にどのような影響を与えるのかを明らかにすることを目的とし,風による通信端末の揺れを模擬した実験や,実際に気球を打ち上げて通信路品質の測定実験を行った.その結果,地上での通信路とは異なったスカイメッシュ独特の通信路特性が見られることを示す.