複数の許容解を探索するParticle Swarm Optimizationとその複数シンク無線センサネットワークにおけるシンクノード配置問題への適用

宇谷 明秀  山本 尚生  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J93-D   No.5   pp.555-567
発行日: 2010/05/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: 情報ネットワーク
キーワード: 
Particle Swarm Optimization,  複数許容解,  無線センサネットワーク,  シンクノード配置,  

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あらまし: 
ユビキタス情報化社会を進展させる重要なネットワーク技術として,無線センサネットワークに関心が集まっている.一般に,無線センサネットワークでは,シンクノード付近のセンサノードに通信負荷が集中する.よって,現在では複数のシンクノードを有する複数シンク無線センサネットワークを対象とした研究が盛んに行われている.本研究では,複数シンク無線センサネットワークの長期間運用を目的とした設計問題の一つとして,シンクノード群の配置問題を取り上げる.センサノードの分布状態に応じてシンクノード群を適切に配置することができれば,ネットワークの長寿命化が実現する.更に,複数の配置候補を提示することができれば,ネットワークを構成する各ノードの残余電力に応じた柔軟な運用が可能となる.本論文では,まず複数の許容解を探索するParticle Swarm Optimizationの発展手法を提案し,ベンチマーク問題を通してその基本性能を検証する.次に,提案手法を複数シンク無線センサネットワークにおけるシンクノード群の配置問題へ適用し,ネットワーク有効運用期間延長の観点からの有効性と今後の発展の方向性を議論する.