振幅限定対数ラドン変換を用いた足跡画像の照合

長谷川 誠
金指 正和
田中 一基
片岡 隆之

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J93-D    No.11    pp.2483-2494
発行日: 2010/11/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: 画像認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
足跡画像,  振幅限定対数ラドン変換,  フーリエ・メリン変換,  高次局所自己相関,  SIFT,  

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あらまし: 
振幅限定対数ラドン変換を用いて足跡画像を照合する方法を検討する.足跡画像をラドン変換し,動径に沿って振幅成分を抽出し,更に動径を対数マッピングする.変換結果は足跡の平行移動に不変となり,回転,拡大縮小は平行移動となる.変換画像を用いた位相限定相関法により,足跡の平行移動,回転,拡大縮小に頑健な足跡照合が可能となる.線積分を基盤とするラドン変換は,線分の繰返しが多い靴底パターンを効果的に表現する.本方法は受信者動作特性(ROC)におけるEqual Error Rateが最も低く誤認識が少ない.膨大なデータベースの足跡画像を逐次照合する場合,類似度がしきい値を満たした時点で同定し,処理を打ち切ることが可能である.一方,累積識別特性はSIFTが良い.データベースが小さく足跡画像の類似度評価が網羅できる場合,SIFTは検索対象の靴候補を的確に絞り込む.