コンポーネントシステムを用いた組込みシステム向けアクセス制御機構

安積 卓也  山田 晋平  大山 博司  中本 幸一  高田 広章  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J93-D   No.10   pp.2021-2031
発行日: 2010/10/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: 組込みシステム
キーワード: 
アクセス制御,  コンポーネントベース開発,  組込みシステム,  リアルタイムシステム,  

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あらまし: 
μITRON仕様やOSEK/VDX仕様のリアルタイムOS上で資源を保護することを目的とし,組込みシステム向けコンポーネントシステムであるTECSを利用したアクセス制御機構を提案する.ソフトウェアの大規模化に伴うバグによる障害への対処,サードパーティのコンポーネント(ソフトウェア部品)の安全な利用,ネットワーク接続に伴う外部からのアクセス侵害の理由から,組込みシステムにおいても,資源を保護するためのアクセス制御が必要になってきた.しかし,リアルタイムOSが管理しているハードウェア資源は,プロセッサ,メモリ,タイマのみであり,ソフトウェア資源もタスクなどに限られている.そのため,ファイルなどの資源をOSで管理している汎用システムのように,OS内部でアクセス制御機構を行っても不十分である.そこで,本研究では,アクセス制御対象の資源を管理するデバイスドライバやミドルウェアを,コンポーネントシステムにおけるコンポーネントとして実現されるものとし,コンポーネントに対するアクセス制御機構の導入方法を提案し,アクセス制御機構の導入によるオーバヘッドを評価する.