無線マルチホップネットワークにおけるVoIP転送のための無音圧縮制御方式

長谷川 淳  四方 博之  小菅 昌克  デイビス ピーター  榊原 勝己  三浦 龍  小花 貞夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J93-B   No.5   pp.747-758
発行日: 2010/05/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
無線マルチホップネットワーク,  IEEE 802.11,  VoIP,  無音圧縮,  アドミッション制御,  

本文: PDF(544.2KB)>>
論文を購入




あらまし: 
無線デバイスにIEEE 802.11を用いたマルチホップメッシュネットワークでは,CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)に起因するオーバヘッドにより,収容できるVoIP(Voice over IP)セッション数が少なくなる傾向がある.本論文では,VoIPの無音圧縮機能を中継端末のトラヒック監視機能と連携させ,トラヒック量を適応的に調整することにより,音声品質の確保と収容セッション数の増加を実現する方式を提案する.提案方式では,各中継端末においてパケットの送信に要する時間を監視することにより,ネットワークの規模に依存しないふくそう検出を実現する.更に,ふくそう検出時のトラヒック量をもとに,VoIPの無音圧縮を用いたアドミッション制御を実施する.計算機シミュレーション及び実機実験により,提案方式が無音圧縮非適用時に比べ,音声品質を確保しつつ,収容可能なVoIPセッション数を2.6倍以上に増加できることを示す.