スペクトル拡散のPN符号を利用した物体の反射特性の一測定法

三枝 健二  根日屋 英之  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J93-B   No.3   pp.522-528
発行日: 2010/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 電磁環境・EMC
キーワード: 
反射係数,  スペクトル拡散,  PN符号,  自己相関関数,  タイムドメイン法,  

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あらまし: 
近年,ますます利用が増大している無線通信の構築に際して,通信路に存在する物体の反射特性の把握が必要となる場合がある.そこで,本論文では物体の電磁波反射特性測定法として,スペクトル拡散のPN符号を利用した方法を提案した.本測定法はスペクトル拡散のPN符号の自己相関関数特性により,周囲に反射物体が存在する測定環境であっても,目的とする物体からの反射波を検出することが可能である.けれども,ネットワークアナライザのような高価な測定器やアンテナを移動させる等の特別な測定治具を必要としない.まず,反射波の検出に関して基礎実験を行い,自己相関関数より反射波の強度や伝搬時間がリニアリティよく求められることを確認した.次に,本測定法とタイムドメイン法を用いて本学校舎塔屋壁面の反射係数の測定を行い,両者の比較により本測定法の有効性を確認した.