集中定数素子を使用しない改良型MRI用バードケージコイルの提案

齊藤 一幸  河村 隆宏  高橋 応明  伊藤 公一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J93-B   No.12   pp.1644-1650
発行日: 2010/12/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
MRI,  RFコイル,  バードケージコイル,  磁界分布,  FDTD法,  

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あらまし: 
現在,我が国においては,静磁場強度が3 TまでのMRI (Magnetic Resonance Imaging) システムが臨床で使用されている.そして更なる画像の高画質化や撮像時間の短縮を実現するために,3 T以上の高磁場によるMR撮像技術が研究されている.しかしながら,高磁場化が進むことによるパルス状電磁波の高周波化や,パルスそのものの高出力化により,NMR (Nuclear Magnetic Resonance) 信号を送受信するRF (Radio Frequency) コイルに装荷されているコンデンサ容量のばらつきや,その耐圧に問題が生じることが考えられる.そこで,本研究では,集中定数素子であるコンデンサを使用しなくても従来のRFコイルと同等の特性が得られるバードケージコイルを提案し,その諸特性について検討した.その結果,提案したコイルは,静磁場強度が3 TのMRIシステムで使用可能であることが示唆された.