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2.45 GHz帯パッシブRFIDタグの背後に金属が存在する場合のデッドスポットに関する解析
王 鵬 鄭 純 山田 祥 尾保手 茂樹 鹿子嶋 憲一
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J93-B
No.11
pp.1531-1540 発行日: 2010/11/01 Online ISSN: 1881-0209
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 論文 専門分野: アンテナ・伝搬 キーワード: 2.45 GHz帯, パッシブRFIDタグ, デッドスポット, 金属板,
本文: PDF(844.8KB)>>
あらまし:
本論文では,2.45 GHz帯パッシブRFIDタグを金属板に貼り付けて使用する場合,リーダアンテナと金属板の間で発生する多重反射による共振によりデッドスポットが発生することを確認した.一般的に,2.45 GHz帯RFIDシステムにおいて利用されるリーダアンテナでは,高いアンテナ利得を得るために,サイズの大きいパッチタイプのアンテナを利用する.これがタグが貼付られる金属板との間で多重反射を引き起こし,電磁界の共振が発生する.この現象により,RFIDタグの受信電力が半波長周期で変動し,ICの最低動作電力を受信電力が下回る位置でデッドスポットが発生する.動作メカニズムに関する考察の妥当性を実験及び解析から明らかにする.最後に数式モデルを用いて簡易な計算でデッドスポットの発生場所を予測できることを示す.
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