客観的品質評価尺度による移動話者追尾手法の性能評価

押田 賢浩  大和田 昇  陶山 健仁  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J93-A   No.9   pp.583-593
発行日: 2010/09/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 電気音響,音響一般
キーワード: 
マイクロホンアレー,  移動話者追尾,  目的音抽出,  適応アルゴリズム,  PESQ,  

本文: PDF(727.2KB)>>
論文を購入




あらまし: 
本論文では,音声の客観的品質評価尺度であるPerceptual Evaluation of Speech Quality(PESQ)を用いた移動話者追尾手法の性能評価について検討する.マイクロホンアレーを用いた移動話者追尾手法の性能評価には,一般に移動話者の軌跡の真値が必要である.しかしながら,これを計測するには,多大な経費,労力が必要である.そこで,本論文では,追尾結果に基づいて目的音抽出し,抽出音の品質をPESQにより評価することで,移動話者追尾手法の簡易な性能評価を実現する.抽出音は追尾結果を反映した品質となるため,PESQが評価指標として有効であると考えられる.実環境実験より,追尾結果の平均二乗誤差とPESQ値に強い相関関係があることを示す.また,PESQ値により異なる移動話者追尾手法の性能が比較可能であることを示す.