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被写界深度ぼけの提示により奥行感を強化する注視反応型ディスプレイ
岡谷 貴之 石澤 昴 出口 光一郎 (第11回画像の認識・理解シンポジウム推薦論文)
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J92-D
No.8
pp.1298-1307 発行日: 2009/08/01 Online ISSN: 1881-0225
DOI: Print ISSN: 1880-4535 論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集) 専門分野: インタラクション・VR キーワード: 奥行知覚, 被写界深度, 視線計測, 立体ディスプレイ,
本文: PDF(2.6MB)>>
あらまし:
人の眼は,注視する点までの距離に応じて絶えず焦点調節を行う.一方,網膜上の像には,眼の被写界深度の制約からデフォーカスぼけが生成される.このデフォーカスぼけや被写界深度の量,更には焦点調節行為そのものは,人が得る奥行感に寄与していると考えられる.本論文では,この感覚の再現をねらった注視反応型の二次元映像ディスプレイシステムを提案する.具体的には,ビューアがディスプレイ上注視するシーンの点に対し,その奥行にフォーカスされた映像をディスプレイ上に表示する.ビューアの注視点は,視線計測装置によって随時計測され,それに基づいてディスプレイ上のデフォーカスぼけをリアルタイムに変化させる.絵画的シーンや現実シーンを用いた実験及び,誇張された被写界深度ぼけの影響で現実シーンであるのにそのスケールが小さく見えてしまう画像を用いて行った実験の結果を述べる.
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