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ALUの接続を制限したアレー型リコンフィギャラブルアーキテクチャ
小曽根 真 平松 達夫 平瀬 勝典 飯塚 和久
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J92-D
No.12
pp.2080-2088 発行日: 2009/12/01 Online ISSN: 1881-0225
DOI: Print ISSN: 1880-4535 論文種別: 特集論文 (リコンフィギャラブルシステムとその応用論文特集) 専門分野: デバイスアーキテクチャ キーワード: リコンフィギャラブルプロセッサ, ALUアレー, データフローグラフ, ソフトウェア無線,
本文: PDF(515.9KB)>>
あらまし:
民生機器向けのソフトウェア無線の実現には,小型で高い処理性能を有するプログラマブルデバイスが必要である.そこで,我々は,それらの特徴を有するリコンフィギャラブルアーキテクチャを提案する.本アーキテクチャは,ALUを6列4段のアレー状に配置しており,ALU間の接続を下段の隣接する三つのALUに制限することで小型化を実現している.本論文では,本アーキテクチャについて示し,ALU間の接続を下段の全ALUにした構成と本提案の構成とで単位面積当りの処理量の比較を行う.その結果,本提案の接続構成により,単位面積当りの処理量は7.4~12.5%改善した.更に,本論文では,本アーキテクチャの有用性を検証するために開発した本アーキテクチャを実装したLSIと本LSIによる放送受信機を示す.本LSIのダイサイズは5.65 mm × 5.65 mmであり,放送受信機では最大2個のLSIを用いてワンセグ放送,FM放送,AM放送をソフトウェアの入換で受信できることを確認した.今回の開発により,我々はソフトウェア無線に対応した民生機器向けリコンフィギャラブルプロセッサの実現に大きく前進した.
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