大規模マルチエージェントシステムのための確率的落札戦略の提案と評価

菅原 俊治  栗原 聡  廣津 登志夫  福田 健介  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J92-D   No.11   pp.1840-1850
発行日: 2009/11/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (ソフトウェアエージェントとその応用論文特集)
専門分野: モデル/理論
キーワード: 
交渉プロトコル,  大規模マルチエージェントシステム,  マルチエージェントシミュレーション,  負荷分散,  自律エージェント,  

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あらまし: 
多数のエージェントが多数のタスク割当を要求し,その結果が相互に影響し合う状況における交渉プロトコルの性能特性を報告し,更にその結果を利用してタスクの割当方法を動的に変更する戦略を提案する.近年のインターネットやセンサの高機能化により,複数かつ大量のエージェントが相互に協調を行う場面が想定される.しかし,このような大規模な環境で,これまで提案されてきた交渉プロトコルによるタスク割当がシステム全体の潜在能力を十分に引き出すかどうかは分からない.本論文では,まず契約ネットプロトコル(CNP)を題材として,このような状況でのCNPの特性を報告する.次に,その特性に基づき,システム全体及びシステムの局所状態の推定によって動的に変動する広報/落札戦略の提案と評価を行う.本評価実験では,単純なCNPと比較して,最大で30%程度の効率上昇がシステムの限界近くで得られることが分かった.