多段整合回路を装荷した広帯域ブランチ形ハイブリッドの設計手法

大島 毅  大塚 昌孝  宮下 裕章  小西 善彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J92-C   No.7   pp.258-267
公開日: 2009/07/01
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 論文
専門分野: マイクロ波,ミリ波
キーワード: 
マイクロ波,  ハイブリッド,  広帯域,  整合回路,  回路合成,  

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あらまし: 
本論文では,回路合成理論に基づいて,多段整合回路を装荷した広帯域ブランチ形ハイブリッドの設計手法を示す.本ハイブリッドは,1/4波長線路からなる通常のブランチラインハイブリッドと,集中定数素子の直並列共振回路からなる多段整合回路で構成される.1/4波長線路の特性アドミタンスと整合回路の素子値は,原形整合回路を周波数変換することで,数式により近似的に表現される.そのため,従来手法とは異なり,設計パラメータとして,負荷コンダクタンス,整合回路の段数,所定の周波数帯域,あるいは許容される反射振幅を与えることで最適設計が可能となる.回路シミュレーションの結果,おおよそ -20 dB以下となる反射振幅の比帯域幅は,整合回路を1段装荷した場合に35%,2段装荷した場合に42%にまで広帯域化されることが分かった.