回路合成理論に基づく直列共振回路で表現される負荷に対する2周波整合回路

大島 毅  深沢 徹  大塚 昌孝  宮下 裕章  小西 善彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J92-C   No.12   pp.823-832
公開日: 2009/12/01
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 論文
専門分野: マイクロ波,ミリ波
キーワード: 
整合回路,  2周波,  回路合成,  直列共振,  アンテナ,  

本文: PDF(563.8KB)>>
論文を購入




あらまし: 
携帯端末の使用周波数帯の多周波数化に伴い,異なる二つの周波数帯で利用可能なデュアルバンド端末が求められている.本論文では,1/4波長モノポールアンテナの入力インピーダンスのように,等価的に直列共振回路で表現される負荷に対して,2周波数帯で整合を図る2周波整合回路を提案する.基本的な考え方は,直列LR回路で表現される負荷に対する低域通過形整合回路に,2回の周波数変換を施して2周波整合回路を得るものである.この過程から,整合を図る二つの周波数帯域及び負荷の共振周波数の間に満足すべき周波数条件式が導かれ,更に整合回路の素子値は,これら周波数,負荷の Q 値及び整合回路の段数を与えることで一意に求められる.この手法により,直列共振負荷に対して二つの整合帯域での最大反射振幅を最小にできる.