複数アンテナからの干渉波送信制御を用いた秘密通信方式

北野 隆康  岩井 誠人  笹岡 秀一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J92-B    No.9    pp.1362-1372
発行日: 2009/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (シミュレーション・解析手法とアンテナ・伝搬技術論文特集)
専門分野: 無線システム
キーワード: 
無線セキュリティ,  複数アンテナ,  秘密通信,  干渉波,  電波伝搬,  

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あらまし: 
無線通信の盗聴対策として,近年,情報理論的安全性に基づく秘密情報伝送が注目されている.本論文では,送信局が複数のアンテナを有するシステムを想定し,秘密情報の送信と同時に干渉信号を秘密情報の受信局には干渉しないよう制御して送信する秘密通信方式を提案する.提案方式において,正規の受信局以外の場所でも干渉が小さくなることがあり,その場所に盗聴局が設置されると盗聴が可能になってしまうという危険性がある.そこで,本論文では,干渉信号を時間的に制御することによって盗聴が可能になる場所を時間的に変動させ盗聴耐性を向上する方法を提案する.計算機シミュレーションによる定量的評価により提案方式による秘密情報伝送が可能であることを示す.