実時間遅延器数を削減した広帯域平面フェイズドアレーアンテナのビーム指向誤差補正

谷島 正信  長谷川 巧  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J92-B   No.4   pp.782-793
発行日: 2009/04/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
平面アレーアンテナ,  ビーム指向誤差,  近似式,  指向誤差補正,  

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あらまし: 
高周波数帯,広帯域のフェイズドアレーアンテナを実現する上で,従来のレーダのように信号に対し360度以内の位相変化を設定できる360度移相器のみを用いてビーム形成すると,周波数に応じてメインビーム方向がシフトするという問題が発生する.その対策として,信号を実時間で遅延させる実時間遅延器が必要であるが,小形・軽量化のためにはその数をできる限り小さくすることが求められる.本論文では,実時間遅延器数の削減による平面アレーアンテナのビーム指向誤差近似式を導出し,シミュレーションによりその有効性を示す.次に,ビーム指向誤差近似式の導出のアプローチを利用したビーム指向誤差補正法を考え,シミュレーションにより有効であることを確認し,本方法を用いることによりフェイズドアレーアンテナの小形化設計が可能であることを示す.