150 MHz帯業務用無線端末による胴体内SARの数値人体モデルを用いた解析

秋元 晋平  菊池 悟  齊藤 一幸  高橋 応明  伊藤 公一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J92-B   No.1   pp.304-311
発行日: 2009/01/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (通信技術の未来を拓く学生論文特集)
専門分野: 電磁環境・EMC
キーワード: 
業務用無線端末,  ノーマルモードヘリカルアンテナ,  数値人体モデル,  SAR,  

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あらまし: 
業務用無線端末は,主に胴体部に近接して使用されるため,電磁波の比吸収率(SAR)についての配慮が必要となる.また,国内において運用中の業務用無線端末に用いられている周波数帯では,携帯電話機に比べて波長の長い150 MHz帯が主流であり,人体深部での電磁波曝露の作用が懸念される.本論文では,成人男性及び成人女性が業務用無線端末を装着した場合を想定して,高精細全身数値人体モデルの腰部近傍に150 MHz帯きょう体付きノーマルモードヘリカルアンテナ(NHA)を配置した際の胴体内SAR評価を行った.ここでは,業務用無線端末を装着する位置の違いを考慮して,4通りのアンテナ配置における検討を行った.その結果,アンテナ位置は,全身平均SARに影響しないことを確認した.また,全身平均SAR及び10 g平均SARは,国内の業務用無線端末の最大出力値である5 Wで放射電力を規格化した場合において,管理環境の指針値(総務省・電波防護指針)より低いことが確認できた.