高スループットの実現を目的としたマルチチャネルMACプロトコル

西山 和志  佐野 睦夫  池田 克夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J92-B   No.1   pp.122-129
発行日: 2009/01/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (通信技術の未来を拓く学生論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
マルチチャネル,  MACプロトコル,  アドホックネットワーク,  ホームネットワーク,  

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あらまし: 
アドホックネットワークを高スループット化するためのマルチチャネルMACプロトコルの提案を行う.近年,高性能な家電機器や大容量の記録メディアが一般家庭に広まり,ホームネットワークには大容量通信が求められる.アドホックネットワークは,ホームネットワークの構築に関するユーザの負荷を軽減する利点がある.しかし,近隣の家庭の通信と干渉を起こす問題や,夕方以降に利用が集中することで通信が干渉を起こしやすい問題がある.干渉を回避するために通信を複数のチャネルに割り当てるマルチチャネルMACプロトコルがある.従来のマルチチャネルMACプロトコルでは,特殊な装置が必要なために手軽に実現できない問題や,チャネル制御のためにスループットが低下する問題があり,通信が多発する環境で高スループットの通信を実現することは困難であった.そこで,適切に通信チャネルを制御するチャネルを用いて,連続した通信を可能にすることで,高スループットの通信を実現可能にする新しいマルチチャネルMACプロトコルの提案を行う.拡張方式として,通信チャネルをより有効利用する方法の提案を行い,シミュレーションによりその有効性を確認した.