ネットワークトポロジーがコンテンツ並列配信の効果に与える影響の分析

上山 憲昭  川原 亮一  長谷川 治久  
(ネットワークシステム研究会推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J92-B    No.11    pp.1764-1777
発行日: 2009/11/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: インターネット
キーワード: 
コンテンツ配信,  ストリーミング,  並列配信,  ネットワークトポロジー,  

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あらまし: 
インターネット上での動画ストリーミング配信サービスの利用が増加している.動画コンテンツに対するユーザのニーズは高く,将来,HDTVやUHDVクラスの品質を有する動画ストリーミング配信が提供されることが予想される.しかしこれら高品質動画のビットレートは非常に高く,リンクふくそうの要因となることが懸念される.このような帯域占有量の大きなフローのネットワークに与える影響を緩和するためには,トラヒックが特定のリンクに集中することを回避し,リンク負荷の偏りを抑えることが重要である.この問題に対する一つの解決法は,ネットワーク上に複数のサーバを配置し,各配信セッションに対して複数のサーバから並列配信を行うことである.しかしその効果はネットワークトポロジーに強く依存することが予想される.そこで本論文では23の商用ISPのネットワークトポロジーを用いて並列配信のリンク負荷平準化効果について評価し,並列配信が有効となるためにネットワークトポロジーに求められる条件を明らかにする.