スパイクノイズが状態・時刻混合型断続動作特性を有する力学系に及ぼす影響

麻原 寛之  鈴木 匠  高坂 拓司  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J92-A   No.9   pp.596-603
発行日: 2009/09/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 非線形問題
キーワード: 
区分的に滑らかな系,  スパイクノイズ,  リターンマップ,  分岐,  

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あらまし: 
状態及び時刻に依存したスイッチを有する力学系(以下,状態・時刻混合型断続動作特性を有する系)は,コンバータ回路などへの工学的応用を念頭に古くから研究が進められている.近年,これらの系において理想的でないスイッチング動作の存在が明らかになったが,詳細な検討は未だ不十分である.本論文は,先に我々が提案した状態・時刻混合型断続動作特性を有する回路モデルにスパイクノイズが発生すると仮定し,スパイクノイズの発生が区分的に滑らかな系に及ぼす力学的影響を検討する.まず,スイッチング動作が理想的に行われる場合及びスパイクノイズが発生する場合の解軌道の振舞いを説明し,各々に関するリターンマップを導出する.次に,本回路に見られる分岐現象の発生条件を示す.最後に,理想的なスイッチング動作を有する系及びスパイクノイズを有する系について,それぞれの不変区間及び二次元分岐図を比較し,スパイクノイズの発生が系に与える影響を検討する.