構造規則性を考慮した円柱形状ボリュームデータの直接表示手法

檜垣 徹
玉木 徹
金田 和文
曽根 隆志
三嶋 弘
木内 良明

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J91-D    No.7    pp.1808-1817
発行日: 2008/07/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (医用画像論文特集)
専門分野: 画像処理・表示
キーワード: 
曲線格子構造,  ボリュームレンダリング,  スプラッティング,  楕円フットプリント,  

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あらまし: 
可視化分野では,主としてレギュラーグリッドボリュームデータに対する可視化手法の開発が進められてきた.しかし,観測目的や計測装置によってはレギュラーグリッドと異なるボリュームデータが用いられる.このとき得られたデータを,レギュラーグリッドボリュームデータに変換してレンダリングすると,観察対象領域の解像度が低下してしまったり,リサンプリングのため劣化等が生じたりする.本論文では,曲線格子構造ボリュームデータである円柱形状ボリュームデータを効率的にかつ直接ボリュームレンダリングする手法を提案する.曲線格子構造ボリュームデータには,非格子構造ボリュームデータに比べて多くの規則性が残されているため,それらの規則性を利用し投影順序を効率的に決定する.非格子構造ボリュームデータの表示に用いられる,楕円体カーネルや楕円フットプリントを用いたスプラッティング法により表示を行う.フットプリントは,重なり領域での輝度とその変化率の連続性が保たれるよう,輝度分布関数を設計する.OCTを用いた放射状スキャンにより得られる複数の眼底断面画像から構築される円柱形状ボリュームデータの表示を行い提案手法の有用性を示す.