地上デジタル放送の放送波中継のための合成-比較-選択に基づく最ゆう判定指向型アダプティブアレー

竹内 知明  成清 善一  横畑 和典  今村 浩一郎  濱住 啓之  渋谷 一彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J91-B   No.9   pp.1072-1085
発行日: 2008/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
地上デジタル放送,  放送波中継,  同一チャネル干渉,  アダプティブアレー,  

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あらまし: 
地上デジタル放送の放送波中継局における同一チャネル干渉対策として,筆者らはMMSEアダプティブアレーを用いた干渉除去技術の適用を検討している.しかし,日本の地上デジタル放送の放送方式であるISDB -T(Integrated Service Digital Broadcasting -Terrestrial)において受信側の等化基準としてキャリヤ-シンボル空間に挿入されているスキャッタードパイロット(SP:Scattered Pilot)を参照信号とする従来の重み制御アルゴリズムには,SPの受信タイミングが希望波と一致,若しくは近接しているISDB -T方式の干渉波を除去できないという問題があった.本論文では,干渉波がISDB -T方式である場合に,希望波と干渉波のSPの受信タイミング差にかかわらず干渉除去が可能な,ISDB -T用アダプティブアレーの合成 - 比較 - 選択に基づく最ゆう判定指向型重み制御アルゴリズムを提案する.計算機シミュレーション及び試作機を用いて実施した野外実験結果より,提案法の有効性と地上デジタル放送の放送波中継局に判定指向型アダプティブアレーが適用可能であることを示す.