寄生素子後方装荷チップ誘電体アンテナ

柴田 治  澤谷 琢磨  小山 展正  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J91-B   No.9   pp.1008-1016
発行日: 2008/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (高速無線通信を支えるアンテナ・伝搬技術論文特集)
専門分野: アンテナ
キーワード: 
小形アンテナ,  チップ誘電体アンテナ,  パッチアンテナ,  寄生素子,  F/B比,  

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あらまし: 
本論文では,小形で高利得・高F/B比を実現するアンテナとして,後方に寄生素子を装荷するチップ誘電体アンテナを提案する.幅の細いチップ誘電体素子2素子を前後に配した構造で,前方の素子に給電し,後方の素子を寄生素子としてリアクタンス終端する.シミュレーションによりアンテナの各パラメータを検証して,アンテナを構成する素子単体において,幅の縮小が,素子の小形化により大きく貢献することを示し,一般的な方形パッチ素子と比較して半分以下の体積で,同等の利得が得られることを示す.また,2素子八木・宇田アンテナの一般的な特性と比較して,本アンテナの各素子の動作について考察する.シミュレーションに基づいて実際にアンテナを試作し,本アンテナと,小形・高利得で,単一方向指向性を得るアンテナとして知られている一般的な方形パッチアンテナとを比較して,本アンテナが,同一サイズで,より高利得・高F/B比が得られることを示す.