1点観測に基づくBGP経路変動と発生箇所の推定方式の提案と実験評価

大岸 智彦  屏 雄一郎  阿野 茂浩  長谷川 亨  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J91-B    No.1    pp.47-56
発行日: 2008/01/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: インターネット
キーワード: 
BGP,  経路変動,  インターネット解析,  ネットワーク運用,  

本文: PDF(780.1KB)>>
論文を購入



あらまし: 
インターネットの通信基盤としての普及に伴い,インタドメインの経路変動が深刻な問題となっており,複数観測点で得たBGP経路情報の関連性を解析することにより,経路変動の発生箇所を推定する研究が行われてきた.従来手法は,複数点観測に多大なコストが必要なため,第三者によって公開された経路情報の利用を想定している.しかしながら,経路情報の公開は非リアルタイムに実施されるため,迅速な障害検知が必要となるネットワーク運用での利用が困難である.そこで筆者らは,1点で収集した経路情報のみを用いて,経路変動の事象とその発生箇所を推定する手法を考案した.本手法は,短時間に発生する複数の経路変動の事象をより正確に識別するため,経路情報を関連づける優先順位に関して新しいアルゴリズムを用いることを特徴とする.本論文では,提案手法の概要とその正当性検証のための実験評価について述べる.