ピア-ピア間スループットを考慮したセマンティックP2Pネットワークのトポロジー構築法

大林 功実  朝香 卓也  高橋 達郎  佐々木 純  品川 準輝  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J91-B    No.1    pp.35-46
発行日: 2008/01/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
unstructured型P2P,  RTT,  ダウンロード時間,  意味的近さ,  トポロジー組換え,  

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あらまし: 
P2Pファイル共有システムの普及に伴ってファイル検索効率の向上あるいはファイルのダウンロード時間を短縮することは重要となってきた.本論文では,ファイル共有などで主に利用されているUnstructured型P2Pネットワークを対象に,適切にトポロジーを構築することによってファイル検索効率の向上とファイルの平均ダウンロード時間の短縮を実現する方式を提案する.提案方式では,各ピアがファイルのダウンロード時間に大きく影響するピア間のRound Trip Timeを考慮しつつ,保有するコンテンツが類似するピアと隣接関係を結ぶようにオーバレイトポロジーを構築していくことで,ファイル検索効率の向上とダウンロード時間の短縮を同時に達成する.また,提案方式をシミュレーションによって評価し,その有効性を示した.更に,ネットワーク全体で隣接ピア同士の類似度が局所的に高くなってヒット率が低下してしまうクリッピング現象が起こる状況を提案方式では解決できることが分かった.