無線センサネットワークの時刻同期における中継スケジューリング手法

徳永 雄一  小島 泰三  平岡 精一  横田 裕介  大久保 英嗣  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J91-B   No.10   pp.1267-1278
発行日: 2008/10/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
ヘルスモニタリング,  分散計測,  無線センサネットワーク,  時刻同期,  

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あらまし: 
本論文では,無線センサネットワークにおいて,時刻同期パケットがネットワーク上を伝搬する際の通信パケット数の削減手法を提案する.地盤監視や構造物監視など,数多くのセンサノードによる大規模な計測監視システムへの適用要求が高まっている中,自律分散して情報収集する各センサノードに共通の時間基準を提供する時刻同期は不可欠な技術である.これまでの時刻同期手法の多くは,センサノードの数が増大するほど,時刻同期に多くの通信を必要とする.時刻同期による通信帯域の消費は,アプリケーション通信との衝突頻度を高め,伝達遅延,電力消費の増大を引き起こす.本論文では,時刻同期パケットに送信ノードの隣接ノード情報を付加し,本情報に基づく中継タイミングの制御と,中継要否の選択を受信ノードが行うことで,通信パケット数を削減する方法を提案する.シミュレーション及び実機評価によって,提案手法の有効性を示す.