組合せ画素混合を利用した超解像処理

田中 正行  奥富 正敏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J90-D   No.8   pp.1948-1956
発行日: 2007/08/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: 画像処理
キーワード: 
画素混合,  組合せ画素混合,  超解像処理,  高解像度化,  

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あらまし: 
画素混合は撮像素子からのデータ読出し速度を向上させる目的で開発され,近年高感度撮影としても応用されている.一方,画素混合は解像度を低下させてしまうことも知られている.解像度を改善する方法として超解像処理が有名である.しかしながら,画素混合は一種の低域フィルタと考えることもでき,画素混合された画像は高周波成分を含んでいないため,超解像処理であっても大きく解像度を改善することはできない.そこで,本論文では,まず,超解像処理に適する画像列の性質を明らかにする.次いで,“組合せ画素混合”と呼ばれる新しい画像の読出し方式を提案する.組合せ画素混合では,一度の撮影で性質の異なる複数の画像を生成することができる.また,組合せ画素混合により生成される画像列は,超解像処理に適する画像列の性質を満足している.実際の観測画像に対して,組合せ画素混合と超解像処理を適用し,その有効性を確認した.