エージェント選択戦略によるマルチエージェントシステムの効率と構造について

菅原 俊治  栗原 聡  佐藤 進也  福田 健介  明石 修  廣津 登志夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J90-D   No.3   pp.874-886
発行日: 2007/03/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: 分散協調とエージェント
キーワード: 
マルチエージェントシステム,  人工知能,  シミュレーション,  インターネット,  負荷分散,  

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あらまし: 
マルチエージェントシステムを実現する場合に,適切な相手と協調することが必須である.適切な相手は,タスクの種類や要求される解の質にも依存するが,それでも複数の候補が存在する場合には,効率的なエージェントを選択しタスクを依頼したり協調することが望ましい.更にデッドラインが設定されているときには,質より効率が求められることもある.しかし,インターネットのようなオープンシステムでは,全体を知る情報は得られないので,各エージェントの観点から自律的に最適と推測するサーバを選択しなくてはならない.また,この観測は,他のエージェントの選択の影響も受ける.本論文では,個別にあるいは協調しながら個々の観点から最適なサーバを選択したときのマルチエージェントシステム全体の効率と,エージェントたちが自律的に形成するタスクの依頼/被依頼の関係を示したネットワーク構造を調べる.シミュレーションによる実験を通して,タスクの頻度(負荷の度合)によるネットワーク構造の変化と,各エージェントの学習の進行による効率の変化,及び情報交換による協調の効果について議論する.