Depth-Fused 3-D表示方式の前後像の大きさ変化による影響評価と簡易表示方式の提案

田 英明
陶山 史朗
伊達 宗和
寺島 信義

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J90-C    No.2    pp.166-173
公開日: 2007/02/01
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 論文
専門分野: 電子ディスプレイ
キーワード: 
三次元ディスプレイ,  立体錯視,  Depth-Fused 3-D,  輝度比,  観察範囲,  

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あらまし: 
前後2面の画像を重ね合わせて表示し,その輝度比を変化させることで2面の間の任意の位置に奥行位置を知覚させる立体錯視現象(DFD[Depth-Fused 3-D]錯視現象)における前後2面の像の大きさの違いによる影響について評価を行った.その結果,左右眼でのエッジの逆転関係が保たれているDFD錯視現象が生じる条件の中で,観察者の両眼の間の中心の1点から正確に前後像が重なり合っていない状態でも,従来のDFDと同様な画質が保たれる範囲がある程度の範囲で存在することを示した.この結果より,前後像の大きさを同一にした新たな表示方式を提案し,画質などに影響を及ぼさずにDFD表示を簡便に実現できる見通しを得ることができた.また,観察者の前後方向の観察位置の制約も解消できることを示すことができた.