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チャネル光導波路を用いたボード内チップ間波長多重光配線の提案
金高 健二 西井 準治 山口 智史 裏 升吾
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J90-C
No.11
pp.767-774 公開日: 2007/11/01 Online ISSN: 1881-0217
DOI: Print ISSN: 1345-2827 論文種別: 特集論文 (高性能電子機器を支える次世代高密度実装技術と実装材料技術論文特集) 専門分野: 光・電気複合実装モジュール技術 キーワード: 光集積回路, 光インタコネクション, 波長多重, Y分岐導波路, 分布ブラッグ反射器,
本文: PDF(523.4KB)>>
あらまし:
ボード内チップ間を超広帯域で接続するため,二次元面発光レーザアレーから二次元フォトディテクタアレーへの二次元並列伝送を目指し,波長多重技術を用いた光導波路配線を検討している.今回,高密度光配線の実現のため,チャネル光導波路を用いた構成を提案・検討した.提案する光配線では,信号伝送用光導波路とアドドロップ用光導波路を分離・接合する縦型Y分岐光導波路と分布ブラッグ反射器(DBR)を集積することにより波長合分波素子を構成する.空間光と導波光との入出力結合には,アドドロップ用光導波路に集積した45度ミラーを用いる.今回,動作波長帯850 nmとしてSiO2系光導波路において設計を行った.縦型Y分岐光導波路ではY分岐テーパ長160 μmでモード間結合効率95%以上,DBRでは結合長300 μmで回折効率97%以上,波長選択幅2 nm,45度ミラーを介した入力結合効率は約95%と見積もられ,導波損を除く挿入損は8波長多重の場合で-4 dB以下が期待できる.
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