アドホックネットワークにおける中継ノード削減分散マルチキャストルーチング

寺田 真介  三好 匠  瀬崎 薫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J90-B   No.10   pp.957-968
発行日: 2007/10/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
アドホックネットワーク,  マルチキャスト,  ルーチングプロトコル,  ODMRP,  

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あらまし: 
ユビキタス社会を実現するための技術として,アドホックネットワークに大きな期待が集まっている.アドホックネットワークにおいて,無線の同報性を利用するマルチキャストは伝送効率向上に有効である.多人数参加型ネットワークゲームやテレビ会議のような多対多通信形態でマルチキャストを利用する場合,従来のルーチングプロトコルでは送信ノードごとに伝送経路が構築される.そのため,データを中継するノードが増加し,ネットワークトラヒックの増加や電波干渉によるパケット損が問題となる.本論文では,同じマルチキャストグループに参加するノード間でデータの送受信を行う場合において,伝送経路に利用する中継ノードを自律分散的に少なくするマルチキャストルーチングプロトコルを提案し,シミュレーションによる評価を行った.その結果,提案方式は,従来のルーチングプロトコルと比較して,中継ノード数を削減しながら経路構築のためのトラヒックも削減可能であることが分かった.