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室内伝達関数の微小変動に低感度な逆フィルタ設計方法について
久保田 健瑛 引地 孝文 三好 正人
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J90-A
No.9
pp.723-726 発行日: 2007/09/01 Online ISSN: 1881-0195
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: レター 専門分野: キーワード: 逆フィルタ, 残響除去, 室内伝達関数変動, 音源位置揺らぎ, 正則化,
本文: PDF(396.4KB)>>
あらまし:
本論文では,音源位置の揺らぎによる室内伝達関数の変動に対する感度の低い逆フィルタの設計方法について述べる.音源位置がある領域内を揺らぐ場合,領域内の室内伝達関数の平均と共分散行列を用いて,二乗誤差最小の意味で残響除去処理後のひずみを最小化する逆フィルタが得られる.しかし,音源位置が揺らぐ領域が変化するとき,室内伝達関数の平均と共分散行列は変化する.そこで,室内伝達関数の共分散行列の対角ブロック行列と,マイクロホン位置及び音源位置が揺らぐ領域の関係を検討する.ここで得られた知見に基づき,音源位置が揺らぐ領域に依存しにくい逆フィルタの設計方法を提案する.シミュレーションにより提案法の有効性を示す.
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