|
本文PDFファイルを閲覧するには,ログインする必要があります.
左メニューよりログインして下さい.
|
シーン統計量に対するベイズ推定としての色恒常性
豊田 敏裕 本庄 秀至 中内 茂樹
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J89-D
No.9
pp.2101-2112 発行日: 2006/09/01 Online ISSN: 1881-0225
DOI: Print ISSN: 1880-4535 論文種別: 論文 専門分野: バイオサイバネティックス,ニューロコンピューティング キーワード: 色恒常性, シーン統計量, ベイズ推定, 輝度-色相関,
本文: PDF(1.1MB)>>
あらまし:
本論文では,色恒常性を観測シーンの統計量から照明光及び表面色の統計量を推定する問題ととらえ,これをベイズ推定の枠組みに基づいて記述する.まず,様々な照明光及び分光反射率セットから構成されたシーンをシミュレートしたデータを用いてData Rendering Equationを重回帰式として記述する.なお,シーン統計量として,一次統計量(平均色度)だけでなく,二次統計量(輝度-色相関)に着目し,これを導入する.次に,構成された重回帰式及びシミュレーションデータを用いてゆう度,事前確率を記述し,与えられたシーンから事後確率を最大とする照明光と表面色の統計量の組合せをMAP推定により求める.提案モデル,灰色仮説モデル及び二次統計量を用いないベイズモデルによって推定した,様々なシーンに対する照明光の結果より,輝度-色相関という二次統計量が色恒常性実現のための有力な手掛りとなり得ることを示す.
|
|
|