動的リコンフィギャラブルプロセッサにおけるアプリケーション中の固定小数点演算に注目した一最適化手法

宮田 美和  柴田 裕一郎  小栗 清  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J89-D    No.6    pp.1192-1200
発行日: 2006/06/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (リコンフィギャラブルシステム論文特集)
専門分野: 応用技術
キーワード: 
動的リコンフィギャラブルプロセッサ,  DRP,  並列処理,  集約化,  固定小数点演算,  

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あらまし: 
NECエレクトロニクス社のDRPに代表される動的リコンフィギャラブルプロセッサは,粗粒度な演算ブロックが多数結合された構成をもち,C言語などのプログラミング言語を用いてアプリケーションを記述することができる.DRPのコンパイラは動作合成により処理の並列性を自動抽出する.一方で,デバイスのもつ並列演算性能をより引き出すためには記述の最適化も重要である.そこで本論文では,逐次的な言語の枠組みを保ったまま,同一種類のマルチサイクル演算を単一の関数に集約することにより,動的リコンフィギャラブルプロセッサ上の並列処理を効率化する記述の最適化について述べ,レイトレーシング処理を例にその効果を評価した.この結果,演算の集約化により,大幅な状態数の増加や動作周波数の低下を招くことなく,2.68倍から3.09倍の性能向上が得られることが分かった.