Count Down Protocolを用いたP2P型仮想球技におけるCritical Case発生回避の実現

河野 義広  米倉 達広  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J89-D   No.10   pp.2219-2228
発行日: 2006/10/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (サイバーワールド論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
分散仮想環境,  P2P,  AtoZ,  Count Down Protocol(CDP),  Critical Case,  

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あらまし: 
我々はpeer-to-peer(P2P)のフィールド型DVEにおける共有オブジェクトの管理手法に関して,マルチプレイヤ対応に拡張したAtoZを提案評価している.これまでは,Dead Zone内において管理権委譲のためのしきい値を調整することで,Critical Caseの発生頻度減少方法を考察した.しかしながら,Critical Caseの発生を回避するものではなかった.そこで本論文では,P2P型マルチプレイヤ仮想球技において,応答性の良さをある程度維持したまま,Critical Caseの発生を回避するCount Down Protocol(CDP)を提案する.具体的には,各peerが共有オブジェクトまで到達するのに要する最小フレーム数を互いに計算することで,Critical Caseの発生を未然に防止する.更にP2P型仮想球技の応用例として実装した,ネットワーク対戦型ダブルスエアホッケーにより,CDPの有効性を検証する.