注入信号制御型能動フェイズドアレーの動作モードの単一化

佐薙 稔  藤森 和博  野木 茂次  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J89-C   No.5   pp.301-311
公開日: 2006/05/01
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 特集論文 (マイクロ波・ミリ波平面回路とその関連技術論文特集)
専門分野: アンテナ関連
キーワード: 
能動集積アンテナ,  フェイズドアレー,  同期現象,  発振器結合系,  

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あらまし: 
同期を用いた能動フェイズドアレーアンテナの一方式として,マイクロ波発振器結合系の両端に位相の異なる信号を注入し,その位相を制御することによるフェイズドアレー動作について検討した.この系は複数の動作モードをもつが,端の発振器の固有周波数のみを注入信号周波数から少し偏移させることで,モード遷移を抑制でき,発振器間の位相差を増大できる.動作方程式の近似解析により単一モード化の条件を求め,数値計算によりその有効性を確認した.パッチアンテナと直列帰還形FET発振器とで構成された能動集積アンテナを用いて,2, 3, 5素子アンテナアレーの放射ビームを走査する実験を行い,単一モード動作とすることで放射方向の走査範囲が拡大することを示した.