偏波安定化構成MOプローブによるアンテナ電流分布の高精度測定

中松 慎  山口 良  上林 真司  岸 眞人  土屋 昌弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.9   pp.1797-1805
発行日: 2006/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (無線応用システムの進展と多様化を支えるアンテナ・伝搬の設計・解析・測定技術論文特集)
専門分野: アンテナ測定・電磁環境
キーワード: 
磁気光学結晶,  偏波安定化,  MOプローブ,  光ファイバ,  アンテナ電流分布,  

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あらまし: 
筆者らはワイヤレス携帯端末上の高精度電流分布推定を目的として,磁気光学(MO: Magneto-optic)結晶及び光ファイバを用いた磁界センサ(MOプローブ)の測定安定化に関する検討を行った.ファイバを用いる光学プローブは光の偏波状態の揺らぎが測定の不安定化につながるため,偏波状態の安定化が課題となる.本論文では結晶で検出した磁界情報を,ファイバを介さず偏光情報から強度変換することにより,偏光情報の劣化・不安定化を防ぎ安定した磁界測定を実現する偏波安定化構成を提案した.また,提案構成のプローブを試作し,本構成により安定した磁界測定が可能であることを確認した.次に,磁界センサとして一般的に使用されている微小ループプローブと比較し,本プローブが電磁界に対する低侵襲性及び高い近接性をもち,電流分布推定を目的とした磁界測定に適することを確認した.更に,電流の位相評価を行い,偏波安定化により位相に関しても安定した測定が実現できることを示した.