MIMOリピータシステム評価のためのマルチキーホールモデル

鶴田 誠  唐沢 好男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B    No.9    pp.1746-1754
発行日: 2006/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (無線応用システムの進展と多様化を支えるアンテナ・伝搬の設計・解析・測定技術論文特集)
専門分野: MIMO・無線システム
キーワード: 
マルチキーホール,  MIMOリピータシステム,  固有値,  通信容量,  ビット誤り率,  

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あらまし: 
MIMOによる情報伝送のサービスエリア拡大を目指し,複数線路を有するリピータを介して閉所空間(独立空間)へのサービスの拡充が見込まれる.このような環境の伝搬路は,等価的な意味でマルチキーホール環境となる.キーホールの存在は,通信容量の低下をもたらすが,マルチキーホール環境であれば,マルチストリーム伝送が可能となるため,その影響が小さくなる.本論文では,MIMOの特徴である高速伝送と高信頼性の通信を維持した状態での閉所空間への中継機能を実現するMIMOリピータシステムとマルチキーホールモデルを提案する.MIMOリピータチャネルの固有値分布と平均通信容量,平均BER特性を計算機シミュレーションで示し,MIMOの機能を維持して中継するために必要な中継アンテナ数について示す.