GPS広域補強システムのプロトタイプ評価

坂井 丈泰  福島 荘之介  新井 直樹  伊藤 憲  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.7   pp.1297-1306
発行日: 2006/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 航行・誘導・制御方式
キーワード: 
GPS,  衛星航法,  広域補強システム,  航行エレクトロニクス,  

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あらまし: 
日本全国規模の広い範囲にわたってユーザ測位精度の向上を図るGPS広域補強システムとしては,我が国では運輸多目的衛星(ひまわり6号)を用いるMSASが構築されつつあり,また最近は準天頂衛星システム(QZSS)による方式も開発が進められている.いずれもGPS L1信号と同一の周波数にて広域補強情報を放送するものであって,ユーザ受信機ハードウェアの負担を抑えながら測位性能を改善することができる.本論文では,GPS広域補強システムにおける補強情報の具体的な内容及びその生成方法について述べる.また,日本付近で稼動する広域補強システムについて現実に期待できる性能を知るために,実際に補強メッセージを生成するプロトタイプシステムを実装し,ユーザ受信機シミュレータと併せて測位性能を評価したので,その結果を報告する.評価結果より,毎秒250ビット程度の情報量があればサブメータ級の測位精度が達成可能であるとの見通しを得た.