マルチレイヤネットワークにおける排反性を考慮したエッジグループ間マルチパスルーチング法

竹原 崇成  戸出 英樹  村上 孝三  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B    No.5    pp.751-762
発行日: 2006/05/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: インターネット
キーワード: 
マルチレイヤネットワーク,  GMPLS,  障害復旧,  マルチパスルーチング,  

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あらまし: 
近年,IPネットワークの更なる高速大容量化の要求に伴い,IP over WDM等の光ネットワーク上にIPネットワークを構築するマルチレイヤネットワークが注目されており,各レイヤのネットワークにおいて始点ノードと終点ノード間にマルチパスを設定するマルチパスルーチング手法が研究されている.それらマルチパスはトラヒックの負荷分散や,障害発生時に始点ノードで経路を切り換えるパス端復旧などに利用される.しかし,これまで提案されているルーチング方式では同一始点-終点ノード間に設定する経路同士が共通のリンクやノードをもつため経路間の排反性が低く,障害発生時には同時に通信の中断が発生し迅速にパス端復旧が行えないという問題があった.本論文では,マルチレイヤネットワークにおいて各レイヤのネットワーク間を複数のリンクで接続し,更にリンクコストに経路の重複に応じた重み付けを定義し,マルチパスを並列に生成するマルチパスルーチング法を提案する.この手法により,排反性の高い経路が生成され,障害発生時において迅速なパス端復旧が可能となることをシミュレーション評価等によって明らかにする.