据置用リチウムイオン二次電池の諸特性に対する維持充電電圧の影響

松島 敏雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.5   pp.689-696
発行日: 2006/05/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (情報通信システムを支えるエネルギー・エレクトロニクス技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
リチウムイオン二次電池,  アレニウス式,  寿命,  充電電圧,  直流電源システム,  

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あらまし: 
通信用電源システムにおける現行の制御弁式鉛蓄電池をリチウムイオン二次電池に置き換えた際の最適運用条件の選定に資するため,据置用リチウムイオン二次電池の充放電特性,容量,寿命に対する維持充電電圧の影響を検討した.電池容量は維持充電電圧に深くかかわり,電圧が高いほど大きくなった.一方,高温加速試験において容量は温度によって低下し両者の間にアレニウスの関係が認められ,推定寿命は充電電圧4.1 Vの条件において10年以上であった.これは,電圧の高い条件では初期容量が大きいため容量が一定値まで低下する期間は長くなるためである.なお,この電圧は,通信用 -48 V直流電源システムで12個若しくは13個組のリチウムイオン二次電池の浮動充電電圧として適応性がある.