IEEE802.11e WLAN networkにおけるアクセスポイント選択手法

竹内 彰次郎  瀬崎 薫  安田 靖彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.4   pp.431-442
発行日: 2006/04/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ネットワークソフトウェア論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
IEEE802.11e,  Association Strategy,  Load Balancing,  

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あらまし: 
IEEE802.11準拠のWLAN(Wireless LAN)の利用は,オフィスや公共スペースなどに広がっている.このような大規模なWLANネットワークでは,あるAP(Access Point)には無線リソースに空きがあるにもかかわらず,特定のAPにトラヒックが集中する問題が発生する.本論文では,その問題を解決するため,STA(Station)がAPを選択する戦略,HRFA(High-Rate First Association)を提案する.また,IEEE802.11ではWLANでRT(real-time)アプリケーションをサポートするために,MAC層でQoS(Quality of Service)を提供することを目的としてIEEE802.11eを標準化している.VoWLAN(Voice over WLAN)などが新たなアプリケーションとして注目されている.IEEE802.11標準のWLANの幅広い利用を実現するためには,MAC層でのQoSの提供は必須である.提案するHRFAは,IEEE802.11eをサポートしてい るWLANネットワークにも対応する.そしてHRFAは,IEEE802.11やIEEE802.11e標準に変更を加えずに実装できるため,実装コストや互換性の面でも有効である.また,シミュレーションを行った結果,HRFAは無線リソースを効率的に利用でき,Load Balancingを実現できることが確認できた.