多周波ステップICWレーダによる多目標分離法

稲葉 敬之  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.3   pp.373-383
発行日: 2006/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 計測・探査
キーワード: 
レーダ,  MFCW,  2周波CW,  FSK,  

本文: FreePDF(668.4KB)


あらまし: 
本論文では多周波ステップICW (Interrupted Continuous Wave)レーダによる多目標分離法を提案する.提案法では,近距離目標を対象とした新しい送信周波数シーケンスを用い,通常のフーリエ変換による目標速度検出処理を前処理とした一次元超分解能法を用いることで二次元超分解能法に比べ少ない計算量にて,従来のup/down掃引FMCW (Frequency Modulated Continuous Wave)方式や2周波CW方式に比べ短い観測時間と,パルス圧縮方式やFMCW方式に比べ少ない送信周波数占有帯域にて所望の目標距離・速度分解能を得ることを可能としている.また,FMCW方式で問題となるペアリング誤作動を回避可能であり,更に2周波CW方式における原理的課題である複数の等速目標の距離分離が可能である.計算機シミュレーションにより提案法は,レーダとして実用的な入力SN値において上記従来レーダ方式での課題改善が期待されることを示す.