W-CDMA上り回線へのMIMO伝送適用に関する検討

田中 豊久  西村 寿彦  大鐘 武雄  小川 恭孝  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J89-B   No.2   pp.264-277
発行日: 2006/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
MIMO,  空間分割多重方式,  DS-CDMA,  W-CDMA,  上り回線,  

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あらまし: 
第3世代の移動通信方式として既にサービスが提供されているW-CDMAは,3rd Generation Partnership Project (3GPP)で引き続き性能向上のため仕様策定が行われている.下り回線に関しては最高データレート14.0 Mbit/sのHigh Speed Downlink Packet Access (HSDPA)が規定され,更にMIMOの適用が検討されている.本論文では,W-CDMA方式の上り回線にMIMO伝送を適用した場合について,シングルユーザでの通信を対象として計算機シミュレーションにより検討した.3GPPのRelease99規格で仕様化されているチャネルコーディング,拡散方法を用いて,12.2 kbit/s,384 kbit/s,更に2,048 kbit/sのデータレートについて評価した.特に遅延波の存在する周波数選択性フェージング環境下で,チャネルの状態に応じて送信電力を制御できるE-SDM (Eigen Space Division Multiplexing)アルゴリズムが有効であることが分かった.