IPCPを複数段用いたUWB Impulse Radar受信機の特性評価

羽多野 裕之  山里 敬也  岡田 啓  片山 正昭  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J89-A   No.6   pp.544-556
発行日: 2006/06/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 高度交通システム(ITS)
キーワード: 
UWB,  インパルスレーダ,  測距,  障害物検出,  高度交通システム,  

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あらまし: 
本論文では,UWB(Ultra Wideband)インパルスレーダを用いた近距離における 車載用障害物検出システムを考える.UWBインパルスレーダは,パルス幅がns以下 のパルスを用いる.そのため,受信機では多くのマルチパスが観測される.こ のマルチパスによる受信機の複雑さを解決するIPCP(inter-period correlation processing)受信機が提案されている.しかし,IPCP受信機における相関器の積分時間は,送信信号の周期(符号長)に制限され,測距精度に制 約を受ける.本論文では,適用先として車載を考え,安全性を確保するために, IPCP受信機を並列に複数用いて受信機を構成し測距精度を向上させる 受信機を提案する.また,複数の障害物を検出する際に,従来のIPCP受信機で 生じるしきい値の設定の複雑さを軽減した受信機も提案する.これらの受信機につ いて解析的に出力を求め,測距精度の向上を確認する.更に, 解析結果をもとに各受信機の出力を特徴づけ,しきい値, 検出確率,誤警報確率の関係を導く.最後に,シミュレーションにて車載用レーダとして用いた際の特性を評価する.