指向性マイクロホンの近接配置における周波数領域ブラインド音源分離の性能評価

清水 浩毅  伊藤 雅紀  竹内 義則  松本 哲也  工藤 博章  大西 昇  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J89-A   No.6   pp.485-493
発行日: 2006/06/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 電気音響,音響一般
キーワード: 
独立成分分析,  周波数領域,  ブラインド音源分離,  指向性マイクロホン,  近接配置,  

本文: PDF(425.9KB)>>
論文を購入




あらまし: 
本研究では,指向性マイクロホンの近接配置における周波数領域ブラインド音源分離(BSS)の性能評価を行った.時間領域BSSにおいて,近接配置を用いた場合,近接配置を用いない場合の分離性能を維持したまま,分離に必要なタップ数を低減することが可能である.そこで本研究では,周波数領域BSSにおいて近接配置を用いた場合のタップ数と分離性能の関係,演算時間,及び周波数領域BSSに特有のパーミュテーション(出力順序)問題の観点から非近接配置を用いた場合と比較を行った.演算時間,出力順序誤りについては,近接配置が非近接配置に比べ,無響・残響のいずれの環境においても,優れていた.分離性能については,無響室では,近接配置が非近接配置より良く,残響室では,タップ数が多い場合は非近接配置の方が優れていたが,タップ数が少ない場合は近接配置を用いた方が性能が優れていた.