ランダムさの異なる二つのスパイク列を判別するための最適な指標の探索

三浦 佳二  岡田 真人  篠本 滋  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J88-D2   No.9   pp.1924-1933
発行日: 2005/09/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: バイオサイバネティックス,ニューロコンピューティング
キーワード: 
ガンマ分布,  相互情報量,  神経科学,  情報幾何学,  スパイク間隔,  

本文: PDF(379.3KB)>>
論文を購入




あらまし: 
平均発火率が等しいがランダムさは異なる二つのスパイク列を判別するための,最適な指標を探索した.ランダムさが異なるスパイク列を生成するために,ガンマ分布を用いた.ガンマ分布がもつ二つのパラメータを,平均発火率に対応する座標と,それと情報幾何学の意味で直交する座標とに分解することで,平均発火率は等しいが,ランダムさの異なるスパイク列を生成した.対称性の条件を課すことで候補となる指標の形を絞り込み,相互情報量最大化の原理を用いて,その中から最適な指標を決定した.その結果,実験データに近い形のinter-spike interval(ISI)分布をもつスパイク列を判別するのにShinomotoらが提案したLV(Neural Comput., vol.15, pp.2823-2842, 2003)がほぼ最適であることが分かった.